1.概要
設計を進めていくにあたり CAD上での検討/机上計算などにより 設計を進めていきますがそれだけでは検証が難しいものもあります。
計算で十分な検証が困難な 機能・性能については実機を使用して 評価をしていく事が必要になります。
2.机上計算では 検証が困難な内容
①長期の使用による摩耗
製品の使用による摩耗は予測が難しいため、エージング評価(耐久試験評価)が必要となります。
②使用環境による影響
高温環境や低温環境など、環境温度による影響は予測が難しいため、恒温槽などを使用した評価が必要となります。
③動作や振動による音
駆動など動作時の音の大きさは予測が難しく、部品同士の摩擦以外に共振により音が大きくなることがあるため、実機を使用した動作確認が必要となります。
④操作性
製品の操作性について、CAD上では判断が難しいため実機にて操作感を確認し、改善点を見つけることが必要です。また、他者に操作してもらい 意見を聞く事も有効です。