組み込みソフトウェアとは?
組み込みソフトウェアとは?
組み込みソフトウェアとは、電子機器や組み込みシステムに搭載されて動作するソフトウェアのことを指します。組み込み機器は限られた用途・目的を果たすものであるため、組み込みソフトウェアの機能も限られます。つまり、必要最小限のソフトウェア・ハードウェアで構成されることにより、低コストでの提供が実現します。一方で、パソコンはさまざまな機能を実現できる汎用性が高い機器です。多くの機能をこなすために搭載されるCPUも高機能なものになるため、組み込み機器と比べると高価になります。
またマイコンに組み込まれたソフトウェアはファームウェアと呼ばれ、基板をはじめとしたハードウェアの動作を制御します。
組み込みソフトウェアの開発の流れ
組み込みソフトウェアの開発は、大きく以下の流れで開発を行います。
①開発環境の整備
②プログラム記述、文法エラー修正
③ハードウェア上でのデバッグ
④プログラム修正
組み込みソフトウェアの開発と、パソコン上で動作する一般的なソフトウェアの開発の流れとある一点を除いては、大きく差はありません。それは開発環境と動作環境が異なるという点にあります。組み込みソフトウェアは作成を行うハードウェアと実際の動作を行うハードウェアが別々であるため、ソフトウェアのプログラムを1行ずつ組み込み機器側で実行させ、その結果を開発ハードウェア側に表示させるといった通信・制御の作業が必要となります。
組み込みソフトウェア開発の言語
代表的な組み込みソフトウェアの開発言語は、以下の3種類です。
①C
②C++
③アセンブラ
C言語は使われる頻度の高い開発言語で、組み込みソフトウェアの80%がC言語で構築されています。C言語は、アセンブラレベルと同等の処理を簡潔に記述でき、またJavaなどに代表される他の高級言語にあるような暗黙のコード生成やバックグラウンドで動く処理がありません。また、プログラマが意図したコードだけがコンパイラで生成されるため、実行ファイルが肥大化してしまうことも無く、生成コードに無駄がなくコンパクト、かつ処理速度も高速であるからです。ただ、近年では、組み込みソフトウェアに使用できる言語が増えてきており、それぞれの言語には特長があるので、組み込み機器の用途に応じて、ソフトウェアの開発言語を選定することが重要になります。
組み込みソフトウェア開発に必要なこと
組み込みソフトウェアは、単体では動作せず、お客様の要求仕様をかなえるためにはハードウェアとしての回路・基板設計の知見が必須となります。また、昨今は機器の小型化が増えており、限られたスペースで必要な機能を搭載する豊富な知識と経験が求められます。当社では、回路設計・組み込みソフトウェアの知見を持つエンジニアが在籍し、ハードウェア・ソフトウェア双方から全体設計をおこなうことで、要求仕様・要求動作を実現するための最適な設計を行いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
組み込みソフトウェアの開発なら、当社にお任せください。
組み込み機器 受託開発・生産センターを運営する株式会社サンエスは、組み込みソフトウェアの受託開発を行っています。組み込みソフトウェアは、単体では動作せず、お客様の要求仕様をかなえるためにはハードウェアとしての回路設計の知見が必須となります。
当社では、回路設計・組み込みソフトウェアの知見を持つエンジニアが在籍し、ハードウェア・ソフトウェア双方から全体設計をおこなうことで、要求仕様・要求動作を実現するための最適な設計を行います。もちろん、組み込みソフトウェアのみの開発も可能です。お気軽にお問い合わせください。
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