1.概要
製品の組立ラインでは精度、速さ、コストの観点から自動機を使用した組立を採用する機会が多くあります。
2.自動機で問題になりやすい内容と対策
部品サイズ
自動機で多用されるエアー吸着やチャックでは極小の部品を掴むことは難しいです。基本的に人間の手で掴むことが難しいサイズは自動機での難易度も高くなりやすいため、指で部品を掴めるか、掴めない場合どうするかを設計段階で考慮する必要があります。
組立の複雑化
人間の手は工具を持ち替えることで1つの工程で様々な作業に対応できます。しかし、自動機では工具を持ち替える事ができないため、工程を複数に分けるかアームなどの機構を増やす必要があり、コスト増加や自動機の大型化に繋がります。固定部品の削減や形状の簡素化など、設計の段階で複雑化しない工夫が必要になります。