電子回路設計とは?回路設計委託先を選定するポイントも紹介!
電子回路設計とは
電子回路設計とは、電子デバイスや回路を設計し、それらを組み合わせて電子機器の機能や性能を実現するプロセスです。回路設計では、センサーやマイコンなどの様々な電子部品を選定し、回路図や部品表を作成します。実際に基板上にある部品の種類や値、接続方法などを考えて作業します。
回路設計と基板設計の違い
回路設計は前述のとおりですが、回路設計の後、基板設計をおこないます。基板設計は回路設計で選定した部品をプリント基板上にどのように配置するかを設計する工程です。配線の幅と間隔をみたり、部品の配置、基板の形状などを確認してパターンをひきます。回路設計では回路図や部品表を出力データとして出しますが、基板設計では、アートワークやガーバーデータとして出力します。
組み込み開発とは
組み込み開発とは、電子機器やシステムに組み込まれるソフトウェアやハードウェアの開発のことを指します。例えば、自動車や家電製品、医療機器などに組み込まれた制御システムやセンサー、制御ソフトウェアの開発などが含まれます。組み込みハードウェアとは、「組み込み機器に使用される、特定用途に限定されたハードウェア」のことを指します。一方の組み込みソフトウェアとは、「電子機器や組み込みシステムに搭載されて動作するソフトウェア」のことを指します。
回路設計委託先を選定するポイント
回路設計は電子機器の性能や信頼性を左右する重要な工程です。そのため、信頼できる設計委託先を選ぶことが重要です。下記が委託先を選定するポイントです。
〇委託先との綿密なコミュニケーション:
委託先と綿密にコミュニケーションが取れるかどうかは重要なポイントです。委託先に要求仕様を出して開発範囲を決定します。その際に、どこまでの開発を委託するか細かく擦り合わせ、決定していく事で円滑にすすめることができます。定期的な進捗報告やすリ合わせの際でも、上手く情報共有できないとその分効率が悪くなってしまいますので、委託前に出来るだけ見極める必要があります。
〇技術力・開発実績:
設計実績に関してどのような実績があるのか、その際どういう役割で対応されたか、事前に認識しておくことが重要です。開発のどのような仕事であれば効率よく委託できるのか、認識した上での依頼をすることが大切です。また、経験豊富な技術者が多いか、最新の設計ツールを導入しているかどうかも確認が必要です。
電子回路設計なら、当社にお任せください。
組み込み機器 受託開発・生産センターを運営する株式会社サンエスは、電子回路設計の受託開発を行っています。また、当社は回路設計・組み込みソフトウェアの知見を持つエンジニアが在籍し、ハードウェア・ソフトウェア双方から全体設計を行うことで、要求仕様・要求動作を実現するための最適な設計を行います。お気軽にお問い合わせください。
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